キッチンカーの縁の下
出店レポート

マルシェ出店料の相場 損しないイベント選びの基準

出店料は月次の損益を大きく左右する固定費です。ネット上には料金が不明瞭なイベントも多く、判断を誤ると赤字になります。本記事では、マルシェやイベントの出店料の目安と、損しない選び方の基準を整理します。

出店料の3タイプ

一般的に3つのタイプに分かれます。

  • 定額型 1日固定額を支払う方式
  • 歩合型 売上の一定割合を支払う方式
  • 混合型 基本料金に歩合を加算する方式

場所別の目安

地域マルシェ

1日あたり3千円から8千円前後。集客は数百人から2千人程度。地域密着で固定客を作りやすい環境です。

大型フードフェス

1日あたり2万円から5万円前後。集客は5千人以上が期待できますが、人気出店者が優遇されることも多いです。

オフィス街のランチ営業

1日あたり3,000〜10,000円前後(5,000円が中心相場)、もしくは売上の15〜20%の歩合制が相場です。固定客を作りやすく、平日ランチタイムに安定した売上を見込める一方、人気エリアは既存出店者で埋まっており空き枠の確保が難しい立地でもあります。

オフィス街は Mellow(SHOP STOP)・ネオ屋台村・軒先ビジネス などの仲介プラットフォーム経由で出店するのが一般的で、敷地オーナーとの直接交渉で枠を取るのは現実的ではありません。仲介手数料が発生する分やや割高に感じられますが、その代わり個人では交渉困難なビル敷地・施設前スペースに出店できるメリットがあります。

なお、企業の福利厚生や販促キャンペーンの一環として 無償での出店依頼 が来るケースもありますが、これは例外的なパターンで、相場として期待すべきものではありません。

ショッピングモール催事

通常の常設出店は、固定で平日3,000〜5,000円、土日祝5,000〜10,000円程度、もしくは売上の10〜20%の歩合制が相場です。天候に左右されにくく、ファミリー層を中心とした安定した集客が見込める一方、施設内既存店舗や他キッチンカーとの競合があるため、メニューの差別化が重要です。

なお、館内特設ブースや季節フェアなどの 大型催事(GW・お盆・年末年始のような繁忙期や、特設フードイベント枠)になると、1日1万円〜3万円程度の高額帯に上がることもあります。ただしこれは限定的なケースで、通常の出店相場とは切り分けて考える必要があります。

出店ルートとしては、ショップカウンター、モビマル、大和リース系列、ドン・キホーテ「自由市場」 などのプラットフォーム経由が中心で、施設管理事務所への直接交渉が可能なモールもあります。

損しない判断基準

出店料が想定売上の何パーセントに当たるかを計算します。理想は10パーセント以下、許容20パーセント、30パーセント超は要注意です。

想定売上の計算式は以下の通りです。

  • 客単価 かける 想定購入者数(会場集客の3から5パーセント)

例えば集客5千人のイベントで出店料1万5千円の場合、購入率3パーセント想定で150人。客単価700円なら売上10万5千円。出店料の比率は約14パーセントとなり許容範囲内です。

確認すべき6項目

  1. 出店料の種別
  2. 想定来場者数と過去実績
  3. 電源水道の有無
  4. 搬入撤収の時間
  5. 同ジャンルの競合出店数
  6. 雨天時の扱い

避けるべきイベント

  • 初回開催で主催者の実績が不明
  • 想定売上に対して料金比率が30パーセント超
  • SNSでの事前告知がほぼない
  • 会場条件の情報が不明瞭
  • キャンセル規定が記載されていない

損しないための戦術

まずは地域マルシェで経験を積み、オペレーションと動員力を把握してから大型イベントに挑戦するのが堅実です。主催者の過去実績はSNSで確認できます。また、自分のInstagramで集客できる体質にしておけば、どんな会場でも一定の売上が作れます。

まとめ

出店料は単に高い安いで判断せず、想定売上との比率で見るのが正解です。事前の数字計算と主催者チェックだけで、多くの損失は回避できます。縁の下では全国の出店募集情報を無料でお届けしています。

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