唐揚げのキッチンカーをイベントに呼ぶ
唐揚げは、イベントでもっとも安定して売れる商材のひとつです。食事にもおやつにもなり、子どもから大人まで通じます。
ただし、呼ぶときに気をつけることが2つあります。昼に注文が集中することと、他のキッチンカーと商材が被りやすいことです。
このページでは、唐揚げのキッチンカーを呼びたい主催者の方に向けて、この2点を中心にまとめています。ページの下に、縁の下に登録されている全国の唐揚げのキッチンカーを掲載しています。
提供は速い商材です
唐揚げは、揚げ続けていれば提供が非常に速い商材です。
注文を受けてから作るのではなく、揚がったものを保温しておき、注文が入ったら詰めて渡す。実質、会計の時間だけで渡せます。条件がそろえば1時間に100個ほど出せます。
この点はかき氷の昔ながらのタイプに近く、1杯ずつ仕上げるクレープやふわふわ系のかき氷とは事情が違います。
ただし、これは揚げるペースが注文に追いついている場合の話です。想定を超える注文が一度に来ると、揚げ待ちが発生します。次の項がその話です。
昼に集中します
唐揚げは昼どきに一気に並びます。
クレープやかき氷は、来場者が思い立ったときに買う商材なので、注文が一日を通して散らばります。唐揚げは違います。食事なので、お昼の時間帯に注文が固まります。
つまり、1日の来場者数で台数を決めると足りなくなることがあります。 見るべきは、昼の1〜2時間にどれだけの人が食事を求めるかです。
営業が10時から16時の6時間だとしても、売上の大半は11時半から13時半の2時間に集中します。この2時間をさばけるかどうかで、行列の長さが決まります。
何台呼べばいいか
目安は、来場者2,000人につき1台です。
ただし、この数字は他の食事系のキッチンカーが何台いるかで変わります。
来場者2,000人のイベントでも、食事系が唐揚げ1台だけなら足りません。逆に、弁当・焼きそば・ケバブなどが何台も入っているなら、唐揚げは1台で十分です。
食事系は全体で台数を考えてください。 来場者が昼に食事を求める数は決まっていて、それを何台で分けるかという話だからです。唐揚げ単体で「2,000人に1台」と決めるのではなく、食事になる商材を合計して足りるかを見てください。
商材の被りに注意してください
唐揚げとフライドポテトは、複数台が同じイベントに入りやすい商材です。
出店者から見ると、どちらも仕込みが比較的しやすく、売れ方が読みやすい。だから応募も集まります。結果として、主催者が意識していないと、気づいたら唐揚げが3台並んでいた、ということが起こります。
これは双方にとって良くありません。
- 出店者は、売上が分散して採算が合わなくなります
- 主催者は、来場者に選択肢を提供できていないことになります
来場者は「唐揚げか、ポテトか、もう1つ唐揚げか」を選ぶことになり、催しとしての満足度が下がります。
応募が集まったら、商材が重なっていないかを必ず確認してください。 唐揚げ1台、ポテト1台、あとは違うジャンル、という組み方のほうが、全体の売上も来場者の満足度も上がります。
縁の下に届く出店募集でも、「唐揚げ以外」「ドリンク以外」のように商材を指定しているものがあります。主催者側で枠を決めてから募集をかけると、被りを防げます。
電源と設備
唐揚げは、電源や排気について特別な条件はありません。
揚げ物なので設備が必要だと思われがちですが、キッチンカーは車内で完結する作りになっています。会場側で用意するものは、他の商材と変わりません。
水道がなくても出店できます。キッチンカーは給水タンクを積んでいるためで、これは唐揚げに限らずどの商材でも同じです。
費用の考え方
出店料の形式は、大きく3つに分かれます。縁の下に掲載している出店募集 1,707件を集計したところ、次のような内訳でした。
- 無料 … 113件(6.6%)。主催者が集客の一部として招く場合で、地域の催しや商業施設の販促に多い形です
- 固定 … 819件(48.0%)。金額が明示されているもので、中央値は3,300円でした
- 歩率 … 27件(1.6%)。売上の一定割合を支払う形式で、売上が読めないイベントで使われます
固定料金の分布は、1,001〜3,000円が38.0%でもっとも多く、次いで3,001〜5,000円が25.2%。単一の金額では3,000円が144件で最多でした。1,000円以下は11.6%、10,001円以上は7.6%です。
このほか、出店料の記載がないものが245件(14.4%)、そもそも出店料の項目を設けていないものが313件(18.3%)あります。掲載時点で金額が確定しているのは、全体の半分ほどです。
唐揚げに限ると、本文や条件欄で唐揚げに言及している募集は12件しかなく、統計として扱うには足りません。参考値として挙げると、そのうち固定料金の8件は中央値5,000円、最小500円・最大6,500円でした。
ただし、この12件のうち7件は「唐揚げは募集の対象外」または「唐揚げの枠は埋まった」という文脈での言及です。 「ポテト・唐揚げ以外」「唐揚げはNG(主催が実施)」のように、主催者側があらかじめ唐揚げを外しているものが6件、すでに定員に達して募集を終えているものが1件ありました。前の項で書いた被りが、実際の募集条件として現れています。
開催月には偏りがありませんでした。 12件の内訳は6月〜8月が2件(16.7%)、9月〜11月が8件(66.7%)で、全募集1,707件の23.4%・64.6%とほぼ同じです。かき氷のような季節の偏りは見られません。
どの形式が適切かは、来場者数の見込みと、その催しが商売として成立する場か否かで変わります。来場者が読めない初回のイベントで高額な固定料金を設定すると、応募が集まりにくくなります。
目安はあくまで目安です
ここに書いた「1時間に100個」「2,000人に1台」は、標準的な車両と人員での目安です。
実際は、機械の大きさ、スタッフの人数、メニューの構成によって変わります。唐揚げ単品なら速く出せますが、丼や弁当にすると盛り付けの時間が加わります。
正確な数字は、出店者に直接聞いてください。 「来場者◯人、食事系が◯台入る予定で、昼にどのくらいさばけますか」と聞けば、経験のある事業者なら答えられます。
全国の唐揚げのキッチンカー
縁の下に登録されている、唐揚げを扱うキッチンカーの一覧です。
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依頼するときに伝えておくとよいこと
キッチンカーを呼ぶのが初めての主催者から、「何を伝えればいいか分からない」という声をよくいただきます。最初に次の5つを伝えておくと、話が早く進みます。
- 来場者の見込みと営業時間 … 台数の判断に直結します。前年の実績があれば、その数字を
- 食事系が何台入る予定か … 唐揚げの台数を決めるうえで、これが一番効きます
- 昼の時間帯の来場の見込み … 何時ごろが山になるか
- 車両を置ける広さ … 何メートル×何メートルが取れるかを
- 搬入できる時間 … 営業開始の1時間前を希望されることが多いです
このほか、雨天時の扱い、ゴミの処理をどちらが行うかも、あらかじめ決めておくと当日に揉めません。
よくある質問
Q. 何日前までに依頼すればいいですか
縁の下に届く出店募集を集計したところ、募集が出るのは開催の74日前が中央値でした。2か月以上前に声をかけると、選べる幅が広がります。
Q. 唐揚げだけで足りますか
来場者の数と、他に食事になる商材が何台入るかによります。食事系が唐揚げだけの場合、来場者2,000人でも昼の時間帯は行列になります。
Q. 同じ商材が重ならないようにできますか
主催者側で枠を決めてから募集をかけてください。縁の下の出店依頼でも、希望する商材を指定して掲載できます。
Q. 1台だけでも来てもらえますか
来てもらえます。ただし来場者の見込みを具体的に伝えられると、受けてもらいやすくなります。
Q. 縁の下に手数料はかかりますか
かかりません。主催者・出店者のどちらからも、掲載料や仲介手数料はいただいていません。
唐揚げのキッチンカーを探す
出店の依頼は、縁の下の出店依頼フォームから無料で掲載できます。掲載すると、全国の登録キッチンカーに情報が届きます。
日時・場所・希望台数を送るだけで、登録キッチンカーの中から条件に合う車両を無料でご紹介します。台数やメニューが決まっていなくても大丈夫です。