かき氷のキッチンカーをイベントに呼ぶ
かき氷は、夏の催しでもっとも回転の速い商材のひとつです。ただし「かき氷」とひとくくりにすると、台数の見積もりを誤ります。
同じかき氷でも、1時間に出せる数が3倍以上違うからです。
このページでは、かき氷のキッチンカーを呼びたい主催者の方に向けて、2つのタイプの違いと台数の決め方をまとめています。ページの下に、縁の下に登録されている全国のかき氷のキッチンカーを掲載しています。
まず、2つのタイプがあります
かき氷のキッチンカーは、大きく2つに分かれます。
| 昔ながらのかき氷 | ふわふわ系 | |
|---|---|---|
| 1台が1時間に出せる数 | 100個ほど | 20〜30個 |
| 価格帯 | 300円〜 | 500円〜 |
| 氷の削り方 | 粗め。しゃりしゃりした食感 | 薄く削る。口の中で溶ける食感 |
| 提供の形 | シロップをお客さん自身がかける形も多い | 1杯ずつ仕上げて渡す |
この差は、削り方と仕上げの手間から来ています。
昔ながらのかき氷は、削ってカップに入れて渡す。シロップをセルフにすれば、そのぶん回転が上がります。お客さんが自分で好きなだけかけられるので、満足度も下がりません。
ふわふわ系は、氷の温度と削り方を調整しながら、1杯ずつ形を作って仕上げます。時間がかかるぶん、単価を上げられて、写真に撮りたくなる見た目になります。
どちらを呼ぶべきか
来場者が多く、小さなお子さんが中心の催しなら、昔ながらのかき氷です。 回転が速く、単価が安く、シロップを自分でかける体験そのものが子どもに喜ばれます。行列をさばく力が必要な場面では、こちらが確実です。
客単価や満足度を上げたい催しなら、ふわふわ系です。 1杯あたりの単価が上がり、見た目のインパクトがあります。来場者がゆっくり過ごす催しや、写真を撮って共有してもらいたい場面に向きます。
両方呼べるなら、それが一番です。回転用と満足度用で役割が分かれます。
何台呼べばいいか
台数は、来場者数よりも「1時間に何個必要か」で考えてください。 かき氷は暑い日に注文が一気に集中します。
計算のしかたは単純です。
- 売れそうな数を見積もる
- 営業時間で割って、1時間に何個必要かを出す
- それを1台あたりの能力(100個 or 20〜30個)で割る
例を挙げます。来場者2,000人の夏祭りで、300個売れると見込んだ場合。営業時間が4時間なら、1時間に75個必要です。
- 昔ながらのかき氷なら → 1台で足ります
- ふわふわ系なら → 3台必要。1台だと行列が1時間近くになります
ふわふわ系を1台だけ呼ぶなら、売れる数の見込みを下げるか、他の商材と組み合わせてください。
気温で売れ方が変わります
かき氷は、他の商材より天候の影響を強く受けます。
真夏の炎天下と、9月の曇りの日では、売れる数がまったく違います。同じイベントでも、前年の実績がそのまま使えないことがあります。
出店者にとっては、これが一番のリスクです。 仕入れた氷は売れ残っても戻せません。だから、かき氷の出店者は天候の見通しに敏感です。
主催者側でできることは2つあります。
- 日陰や給水の導線を用意する … 来場者が長く滞在できれば、その分売れます
- 雨天時の扱いを先に決めておく … 中止か決行か、中止のときに出店料を返すかどうか
電源の条件
かき氷は氷を削る機械を動かすため、電源があるほうが望ましい商材です。
電源がない会場でも、発電機を持ち込めば出店できます。ただし発電機を用意できない事業者も少なくないため、電源がない場合は応募できる相手が減ります。
募集をかけるときは、電源が用意できるか、使える容量(アンペア数)を最初に伝えてください。「電源なし」であれば、その旨を隠さず書いてください。後から分かると断られます。
なお、水道がなくても出店できます。 キッチンカーは給水タンクを積んでいるためで、これはかき氷に限らずどの商材でも同じです。会場に水道がないことを理由に、依頼をためらう必要はありません。
費用の考え方
出店料の形式は、大きく3つに分かれます。縁の下に掲載している出店募集 1,707件を集計したところ、次のような内訳でした。
- 無料 … 113件(6.6%)。主催者が集客の一部として招く場合で、地域の催しや商業施設の販促に多い形です
- 固定 … 819件(48.0%)。金額が明示されているもので、中央値は3,300円でした
- 歩率 … 27件(1.6%)。売上の一定割合を支払う形式で、売上が読めないイベントで使われます
固定料金の分布は、1,001〜3,000円が38.0%でもっとも多く、次いで3,001〜5,000円が25.2%。単一の金額では3,000円が144件で最多でした。1,000円以下は11.6%、10,001円以上は7.6%です。
このほか、出店料の記載がないものが245件(14.4%)、そもそも出店料の項目を設けていないものが313件(18.3%)あります。掲載時点で金額が確定しているのは、全体の半分ほどです。
かき氷に限ると、本文や条件欄でかき氷に言及している募集は24件しかなく、統計として扱うには足りません。参考値として挙げると、そのうち固定料金の13件は中央値3,500円、最小1,000円・最大20,000円でした。最も多い金額は1,000円・3,000円・6,000円が各2件と割れています。母数が小さいので、あくまで目安としてご覧ください。
なお、この24件のうち16件(66.7%)は6月〜8月の開催でした。全募集1,707件では6月〜8月の開催が23.4%なので、かき氷に言及する募集は夏に偏っています。
どの形式が適切かは、来場者数の見込みと、その催しが商売として成立する場か否かで変わります。来場者が読めない初回のイベントで高額な固定料金を設定すると、応募が集まりにくくなります。
目安はあくまで目安です
ここに書いた「1時間に何個」は、標準的な車両と人員での目安です。
実際は、機械の性能、スタッフの人数、メニューの構成によって変わります。同じふわふわ系でも、トッピングが凝っている店ほど時間がかかります。
正確な数字は、出店者に直接聞いてください。 「来場者◯人、営業◯時間で、何台必要だと思いますか」と聞けば、経験のある事業者なら答えられます。
全国のかき氷のキッチンカー
縁の下に登録されている、かき氷を扱うキッチンカーの一覧です。
依頼するときに伝えておくとよいこと
キッチンカーを呼ぶのが初めての主催者から、「何を伝えればいいか分からない」という声をよくいただきます。最初に次の4つを伝えておくと、話が早く進みます。
- 来場者の見込みと営業時間 … 台数の判断に直結します。前年の実績があれば、その数字を
- 電源が用意できるか、使える容量 … かき氷ではとくに重要な情報です
- 車両を置ける広さ … 何メートル×何メートルが取れるかを
- 搬入できる時間 … 営業開始の1時間前を希望されることが多いです
このほか、雨天時の扱い、ゴミの処理をどちらが行うかも、あらかじめ決めておくと当日に揉めません。
よくある質問
Q. 何日前までに依頼すればいいですか
縁の下に届く出店募集を集計したところ、募集が出るのは開催の74日前が中央値でした。夏祭りであれば、5月には声をかけてください。 夏の予定は早く決まるため、出店者の予定も早く埋まります。6月を過ぎると、選べる相手がかなり減ります。
Q. 夏以外でも呼べますか
呼べます。ただし出店者側から見ると、夏以外は売上が読みにくくなります。屋内の催しや、暖かい日が見込める時期であれば受けてもらいやすくなります。
Q. 1台だけでも来てもらえますか
来てもらえます。ただし来場者の見込みを具体的に伝えられると、受けてもらいやすくなります。
Q. 縁の下に手数料はかかりますか
かかりません。主催者・出店者のどちらからも、掲載料や仲介手数料はいただいていません。
かき氷のキッチンカーを探す
出店の依頼は、縁の下の出店依頼フォームから無料で掲載できます。掲載すると、全国の登録キッチンカーに情報が届きます。
日時・場所・希望台数を送るだけで、登録キッチンカーの中から条件に合う車両を無料でご紹介します。台数やメニューが決まっていなくても大丈夫です。