キッチンカーの確定申告 個人事業主の基礎知識
キッチンカーで独立すると、毎年2〜3月の確定申告が必要になります。税金の知識がないと余計な税金を支払うことになり、事業の利益が目減りします。本記事では、キッチンカー事業者が押さえておくべき確定申告の基礎を解説します。
まず開業届を出そう
事業を始めたら税務署に開業届を提出します。無料で15分程度の手続き。提出しなくても営業は可能ですが、確定申告で優遇制度を使うために必須です。
青色申告と白色申告
青色申告がおすすめ
手間は少し増えますが、最大65万円の控除が受けられます。年間所得から65万円を引いて税金計算できるため、数万円から十数万円の節税効果があります。
青色申告の要件
- 開業届と青色申告承認申請書を提出
- 複式簿記で帳簿をつける
- 賃借対照表と損益計算書を作成
会計ソフトを使えば簿記の知識が薄くても自動処理できます。
経費にできるもの
事業に関わる支出は経費として計上できます。
仕入れ関連
- 食材・包材の仕入れ
- 仕入れ先までの交通費
車両関連
- ガソリン代・駐車場代
- 車両保険料
- 車検・メンテナンス費
- 車両本体の減価償却
営業関連
- 出店料・イベント参加費
- 保健所申請費用
- 販促用のチラシ・名刺
- Instagram広告費
事務関連
- スマートフォンの通信費 事業利用分
- 会計ソフトの利用料
- 税理士報酬
- 自宅家賃の一部 事務作業スペース分
記帳のコツ
毎日記録する
日報に売上と仕入れを記録する習慣を。月末にまとめてやろうとすると抜け漏れが発生します。
領収書は全部保管
どんな小さな支払いもレシートを集める。7年間の保管義務があります。
事業用口座を分ける
個人のお金と事業のお金は必ず別口座で管理。混ざると経費の区別が難しくなります。
会計ソフトを使う
手書きや表計算ソフトより、クラウド会計を使ったほうが圧倒的に楽。
- freee キッチンカー向けにも使いやすい
- マネーフォワード クラウド確定申告 金融機関連携が強い
- 弥生会計 シェア最大手 サポート充実
月額1,000円〜2,000円程度で、税理士を雇うより圧倒的に安価です。
消費税の扱い
年商1,000万円を超えると翌々年から消費税の納税義務が発生します。2023年10月からインボイス制度が始まり、事業用取引の相手が法人の場合は適格請求書発行事業者の登録も検討が必要。
確定申告の流れ
- 1年分の売上・経費を集計
- 青色申告決算書を作成
- 確定申告書B を作成
- 2〜3月に税務署に提出 e-Tax 推奨
- 納税 または 還付を受ける
税理士に依頼すべきか
年商500万円未満なら自分で会計ソフトを使って対応可能。年商700万円以上、または複雑な事業展開がある場合は税理士に相談する価値があります。顧問料は月2〜5万円が相場。
まとめ
キッチンカーの確定申告は青色申告で、会計ソフトを使い、日々記帳するのが鉄則。税金の知識は事業利益を守る大切な武器です。初年度で分からないことは税務署の窓口でも無料相談できるので、積極活用を。
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